勃起時ではなく、平常時に亀頭が陰茎部を包む包皮に覆われている状態の事を「包茎」と言います。
ペニスは、陰茎部と亀頭に分けられます。
陰茎部の表面は皮膚に包まれています。
陰茎部の皮膚が亀頭も包んでしまっている状態が包茎であり、亀頭を覆っている皮膚を包皮と呼びます。
幼少期は、亀頭が包皮に覆われ、包皮と亀頭が癒着しており包皮を剥くことができません。
学童期になると、次第に包皮と亀頭の癒着がとれ、思春期頃には亀頭が自然に露出した状態になります。
この時期に陰茎と亀頭の成長があまりない場合、あるいは、包皮の量が多い場合には、亀頭が完全に露出しません。
また、包皮の出口が狭かったり、亀頭と包皮が癒着していた場合も同様に亀頭が露出しません。
このように勃起時ではなく、通常時に亀頭が包皮に覆われている状態を「包茎」といいます。
ペニスの発育は第2次性徴期で終わります。
成人になっても包茎の状態の方は、その後のペニスの成長が見込めない為、包茎手術をしなければ自然に治ることは絶対ありません。
本来は、亀頭部は露出されることで亀頭が成長し大きくなりますが、包茎の状態が続くと、包皮で亀頭の発育が抑制され、亀頭が小さいまま大人になってしまいます。
また、包茎の方は、亀頭が陰茎部よりも先細りしてしまっている状態であったり、包皮と亀頭の間が常に湿った状態になるため不衛生になりがちです。